読んだら書くだけの存在

漫画や本を読んだ後の個人的感想の記録

15. 『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』4巻 待望の新巻 かわいいキャラと福岡情報

 前回、漫画の刊行スピードについて触れたが、今回の作品はまさに待ちに待った新巻だった。

 

 前回が2019年7月。実に3年ぶりの新巻である。

 

 

博多弁の女の子はかわいいと思いませんか? 4 (チャンピオンREDコミックス)

 

 タイトル通りの内容なので特にあらすじは説明しなくていいだろう。

 

 とにかく「バリバリ博多弁の女子高生は可愛い」を推す漫画である。方言は一つのジャンルとして確立しているが、その先駆的作品の一つが本作だ。もう一作に『八十亀ちゃん観察にっき』があるが、そちらはまたいずれ書きたい。

 

 これを読むと、たしかに博多弁は可愛い。方言という日頃聞き馴染みのないしゃべり方があるだけで印象は大きく変わる。性別関係なくしゃべり方が対人関係にいかに重要な要素か気づかされる。

 

 メインヒロイン=赤髪の少女が注目されがちだが個人的にはサブヒロイン=黒髪の少女の方が好きである。

 いつも三白眼的じっとり目で調子に乗りがちな主人公男子を睨んだりする。小柄ながらスタイル良く食べ物大好きで特にお菓子を食べると機嫌が良くなるなどなど、可愛い要素を詰め込んだような存在。

 

 私の個人的趣味に合致するキャラはなぜかメインよりサブヒロインの方が多いのは気のせいだろうか。

 

 

 この手のヒロインかわいい系漫画は無数の存在して鎬を削っているわけだが、本作がアニメ化してないのは不思議に思える。

 無数にある分制作側も候補から選ぶのが大変なのかもしれない。方言と言う声優選択に少し制約が出るのも難点かもしれない。

 

 

 最後に。

 作者の新島秋一先生は一部ネット界隈では知られた人である。VOICEROIDキャラの立ち絵を多く描いて配布しているため、様々な動画でその絵を見る機会がある。そちらも可愛らしいタッチで表情豊かな絵で素晴らしい。

 

 今後の活躍も楽しみだ。