94. 『とくにある日々』1,2巻 自分達の発想と行動がいつだって毎日を特別に変える
約一か月ほど時間が空いてしまったが、生きています。
読んだら(なるべくすぐ)書くがモットーとは、逆に言えば読まなければ書かないわけで。つまり新作マンガを読んでいなかったのだ。
その理由は金欠と精神的多忙が重なったから。
余裕が出てきた先週に続巻と新作をいくつか買ったのでまた書いていく。
今回は退屈な日常なんて実は誰にも存在しない、そう思わせてくれるマンガ。
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92. 『鬼踊れ!!』1~3巻完結 伝統は守るべきものか、変化していくものなのか
中学校の体育でダンスが必修化されたのはもうずいぶん前のことだ。
私が中学生の時はまだ必修ではなかったものの、クラスごとに創作ダンスをしなければならない期間があった。
曲の選定はまあ良いとして、ネックとなるのはオリジナルの振付。
私はもちろんほとんどの生徒はダンスを習ったことも無ければ大して興味もないためどんな振りをすればよいのか、まるでわからない。
うちのクラスは幸いダンス歴10年の子がいたので彼に全任せ。といっても彼ですら約1分半の創作は負担だろうから、オリジナルを装って曲公式の踊りを彼が完コピして、私たちはそれを教唆してもらい発表日を乗り切った。
踊りに苦い思い出があるせいか印象は特別よくない。
恥ずかしさが占める割合も大きい。
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89. 『無限大の日々』 昆虫・蟻・幸運発生機……見て分かる重厚なSF短編集
最近触れたSFは何かと聞かれたら、漫画以外なら映画『TENET』くらい。
――いや何年前だと言われそうだが、本格SFとなると2年前の映画しか浮かばないほど日頃SFというものを鑑賞することは少ないのだ。
そんな私でも楽しめるSFマンガを紹介する。
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87. 『ホッピントッピン』 作者の真骨頂バイオレンス短編集
たびたび取り上げる短編集は同作者の多ジャンルを読める点が優れている。
デビュー前の作品から連載の合間に描いた毛色の異なる意欲作など、その広い可能性を感じ、「次はどんな話が来るんだろう」とワクワクさせてくれる。
我が家にも約20冊の短編集があるが、知らない作者でも見かけたらついつい買ってしまう。
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